南木曽岳
南木曽岳は木曽山脈(中央アルプス)の南西部に位置する、標高1679mの木々に覆われた山です。
北蘭(あららぎ)国有林で、南木曽山麓自然探勝園として散策できる遊歩道も完備されています。
自生している木曽五木(ひのき、さわら、あすなろ、ねずこ、こうやまき)の林があるということで
せっかくなので樹木にも意識しながら登ってみようと思いました。
登山ルートは北側と南側の2コースありますが、所要時間の都合で南側からのルートにしました。
途中の建設中の砂防ダムより望む南木曽岳。早朝まで雨が降っていたようで、まだ曇空です。
朝4時自宅出発、中央自動車道中津川ICより国道19号を北上し「妻籠」の看板を横目に、国道256号を南木曽山麓蘭(あららぎ)キャンプ場に向かうと、林道の先に駐車場があります。
駐車場到着6時30分。ほかに登山客はいません。
7時 登山口に向かって歩き始めました。
自然探勝園になっているので、歩きやすい遊歩道からのスタート。木々にはネームプレートが付けられていました。
7時40分 金時の産湯
この山は「金時山(きんとき山)」「揚籠山(あげろ山)」とも呼ばれ、伝説があります。
「昔、この山で山姥(やまんば)が子供を産んで、この池が産湯だった・・・・子供は金時童子と呼ばれ、後に源頼光という強いお侍になった・・・・・!」おとぎ話の金太郎でしょうか。
産湯には寒そうですが、子供が遊ぶにはちょうど良さそう。
遊歩道は終わり、ここからは登山道になります。
木が組まれた橋をいくつか渡ります。
せせらぎの音を感じながら、木々に囲まれて歩く・・・贅沢なときが流れていきます。
大きな古い切り株と新しい笹の葉。
金時が潜んでいたという洞穴。大岩の中を谷が流れています。
金時くん、水には苦労していませんね。でも、大雨が降ったら避難が必要な棲家です。
登山道は金時の大岩からは岩の上をよじ登り、渡っていく道になりました。
この木一番の感受性の強い子を見つけました。
「最後の一葉」というお話は切なくなりますが、
「最初の一葉」という話を考えたら、勇気が出そうです。
随分と高い所まで登ってきた、と感じる頃
なんて優しい登山道でしょう。
この木の路は何かの建物の廃材で造られたようです。
南木曽岳を取り巻く人々の温かい気持ちに感謝です。
子供の頃歩いた(通学路だった)「きんま路」を思い出しながら歩く・・・
まだ曇り空です・・・
山頂手前の大岩からの眺望
山頂を守る番人
9時40分 南木曽岳山頂
360度樹木に囲まれた頂上。
登頂の瞬間は少しがっかりしましたが、すぐ先に展望台がありました。
展望台から下山道までと、木々については後半につづく・・・
隣の県なのに岐阜県とは全く風習も違い物事の考えも優しいように思えますので登山道にもそんな感じが窺えますね~^^
南木曽は下界しか行った事がありませんが麓から見上げる山々が美しかったのを覚えています・・・・・
金太郎(坂田金時)が足柄山で出会い家来にして貰ったのが源頼光なので話が何処かで歪んでいるようですね・・・・・
こんな事って良くあります~
「最後の一葉」というお話は切なくなりますが、
「最初の一葉」という話を考えたら、勇気が出そうですって言う文章を見ていたらテッキーさんの優しい気持ちが良く判りました~
『山が好き』だけではなく全ての自然が好きなんだって私の心の中に伝わって来ました・・・・・♪^^
なんだか、国語の先生から「大変よくできました」のハンコを頂いたような気分です。「よくできました」は一重の花(桜?)ですが、「大変よくできました」は八重の花ですからね。
ゴージャスです。読んで頂きありがとうございます。