庭の松
家が建つ前は林だったそうで、当時の松はそのまま残し、新たに桜と桃を植えたそうです。
枝垂れ桜と枝垂れ桃が同時に咲く中で、松が邪魔をしてご近所からも
「あの松がなかったら、うちからも桜がよく見えるのに」なんて言われていた松でした。
今年の春、枝垂れ桃は花をつける前に枯れてしまいました。
白と桃色の2色に咲く八重の花が可愛くて、気に入っていたのに残念でした。
虫の仕業かと思います。
そして、夏頃から真ん中の松が茶色く枯れていきました。
「・・・年がら年中変わらない深い緑色が自慢だったアッシですが、哀れな姿になりやした・・・
今が出番とばかりに赤や橙色に染まりやがったモミジの隣で、同じような色して並んで立っているなんて、こんなに辛いことは他にありんしょうか・・・
毎年春になると、アッシの頭に寝床を作っていたキジバトの旦那にもう一度会いてえなぁ・・・
不器用な旦那は、せっかく巣をこしらえても毎年2日で嫁さんに逃げられてたなぁ・・・
来年は、他にあたってくれと伝えておくんなせぇ~
・・・心の準備はできておりやす・・・親方、いさぎよくバサッとやっておくんなせぇ・・・
女将さんも見守ってくだせぇ・・・」
御免。
短く伐って、可燃ごみに出すのは何だか可哀想で・・・
長年立ちっぱなしだったから、しばらくは横になって休んでもらいます~
・・・松吉を枯らした虫は何処にいるのですか・・・
「・・・親方、アッシを伐ったついでに金次と銀次も整えてやってくだせぇ・・・
金と銀の香りには、いい夢見させてもらったぜ~」
「おっ!男前になったじゃねーか・・・
女将さん、親方には今日は1本付けてやっておくんなせぃ~」
「馬の野郎も喜んでいるぜぇ~」
「親方~アッシはともかく、可愛い桃子を枯らした虫から、どうか桜子だけは守ってやっておくんなせぇ~
花の好きな女将さんは、毎年桜子が咲かせる枝垂れ桜を楽しみにしていますぜ・・・
ご近所の人も、いつも桜の下で立ち止まっておいでですぜ~」
来年も枝垂れ桜が無事、咲きますように~
セイロンベンケイソウ、またの名をマザーリーフ
去年、友人からもらった1枚の葉っぱ・・・
水につけておいたら、葉っぱのふちからたくさんの芽が出てきました
6つのポットに植え替えることができました
今年は花を見ることが出来ませんでしたが、肉厚の丸い葉っぱが可愛い~
「子宝草」というおめでたい別名~
孫の顔をなかなか見れない・・・という知人のかたに1鉢里子に出しました
「双子です 可愛がってあげてください」
と渡したら、植木鉢を抱っこするように抱えて持ち帰ってくださいました
子宝に恵まれるといいですね~
松の切り口を見てもそんなに悪くないように思いますがマツカレハにやられたのですね?
今年は春先から異常気象で夏も暑くなり秋が遅かった割に冬の季節が早く来そうで虫や病気以外に気温の変化で枯れたり弱ったりした木々も多かったようです・・・・・
この松の木を何かに加工して残したいですね・・・・・
あの東北の『奇跡の1本松』のように・・・・・^^
いつも読んで頂きありがとうございます
松の枝がバッサリ伐られるところを見たら、頭の中は逃げ惑う平家の末裔の世界になりました・・・
松はどうしようか思案中です
10年前伐ったシュロは子供達とトーテムポールにしました
まだ1体、腐らず立っています~♫