テッキーの山歩き

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八月の思い出 ~ツバメのヒナ~

不安定な空模様が続いています。
ゲリラ豪雨そのもの、夕方からは名古屋でも急に前が見えなくなるほどの大雨が降り、ピタリと止んだかと思うとまたザーーッとバケツをひっくり返したような豪雨の繰り返しが1時間ほど続きました。
今日は早朝玄関先で、細かいアリが大移動をしていました。
防災の日の翌朝です。大地震か異常気象の前触れかと、ふと思いました。


これは八月の出来事です。
野鳥を飼育することは法で禁じられていることは知っていますが、やむを得なく我が家で二泊したツバメのヒナのお話です。

八月上旬。
夜、ジョギングに出掛けた高校生の娘が、手のひらに小さくて黒いものを乗せてそ~っと帰って来ました。
すぐ自室に行ったかと思ったら、すぐに階段を下りてきて
「これ・・・」 と私に見せてくれました。
手のひらには、真っ黒な鳥のヒナ。

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なんと言ったらいいか少し戸惑いましたが、ぐったりと弱々しく今にも消えそうな小さな命に
「拾ったらダメだよ!返してこなきゃ・・・!」 なんて言えなくて
「少し、水、あげてみる?」 と声をかけました。
短く切ったストローをコップの水に入れ、上を指で押さえて一滴ヒナの口元に落とします。
初めは反応がありませんでしたが、三滴目で少し口が開きました。
でも、それ以外の反応は見られませんでした。
「こういうの、飼ったらいけないってわかっているけど、
今拾った所に返しても絶対死んじゃう・・・」と娘。
ジョギング中の歩道です。野良猫もいれば、自転車も通ります。
暗い夜道で、こんなに真っ黒で小さい子を、しかも走りながらよく見つけたね。
「この子、相当弱っているみたいだから、明日の朝まで持たないかもしれないね・・・」
空き箱にタオルを敷いて、ヒナにお宿を貸しました。

そして翌朝、恐る恐る箱の中を覗いたら小さな体が小さく動いて、呼吸をしていることがわかりました。
「あら!おはよ!」 と声をかけたらこちらを見て、ジュージューッと鳴きました!
家族はまだ起きていない早朝、庭に出てショウリョウバッタを割り箸で捕獲。
ヒナの口元に運ぶと、パクリ!
嬉しくなった私は調子にのって、さらにショウリョウバッタ3匹、シジミチョウ2匹をヒナの朝食にしました。

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昨日までちゃんと餌をもらっていたみたいです~ ホラ!
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ヒナの様子を知った娘は喜んで、自分で飼うつもりになっていました。
怪我をしている様子はないので、早めに巣に返そう・・・と促しますが
もう少しヒナの体力の回復を待つことにしました。
幸い夏休み中だったので、ヒナに餌を運ぶこともできます。

お腹いっぱい食べて、午後にはこの表情です。
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足音を聞いただけで、餌のおねだりです~


まだ巣に返す決心がつかないまま、ヒナは我が家にもう一泊しました。

その晩、娘と一緒に、どうすることがこのヒナにとって幸せなのか考えました。

そして翌朝、まだ街は眠っている時間です。
ヒナを拾った場所付近のツバメの巣に、ヒナを返しに行きました。
学習塾の軒下に巣があり、兄弟は他に3羽。
そして近くの電線には、この子の両親と時期違いの兄姉ツバメが並び
「巣に何しに来た!」 と言わんばかりに私たちを見つめていました。

人が巣に触ると子育てしなくなるとか、人の匂いが付くと餌を与えなくなる・・・等の俗説を耳にしたこともあるので心配しました。
しばらく隠れて見ていると、親ツバメが餌を運んで来ました。
とりあえず一安心。
でも、兄弟から仲間はずれにされて、また落とされないかな・・・との心配もあり
それから数日は、時々様子を伺いに行きました。
学習塾の職員にもいきさつを説明して、不審人物と思われないようにも気をつけました・・・

巣に帰って6日目の様子です~
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体格が少し小柄な左端の子、こちらを気にしているように見えませんか?
またバッタくれるのかなぁ・・・なんて思っていたりして・・・
狭くなった巣から乗り出して、また落下したら大変なので足早に立ち去りました。
この子ツバメも、そして娘も、無事大空に羽ばたいてほしいな~と真夏の青空の下で思いました。

二晩泊まってから一ヶ月経過しましたが、ヒナがいた場所はまだ独特な匂いが残っています。
泥というか、腐敗した土というか・・・野生の匂いなのでしょうね~
アルコールで拭いて、消臭剤のスプレーしてもなかなか消えません・・・



野鳥を保護したことに関して、いろんなご意見をお持ちの方もおみえかと思いますが
どうか、厳しいご意見はご遠慮下さいませ・・・。
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Commented by shizenkaze at 2013-09-02 22:41
素敵な体験をされましたね~^^
ツバメ等の野鳥を届け出なく飼育する事は禁止されていますが短期間保護する事は『野性動物等緊急避難』になるのでそれ程難しく言われない筈です・・・・・
鹿や狐等の場合で1週間以上の手当てや保護がいる場合にも保健所か市役所に届出をするだけで保護飼育させてもらえるか出来なければ専門の所で診てもらえます~

今回の事で娘さんも素晴らしい夏の思い出が出来たのでしょうね・・・・・
流石にtekkyさんのお子さんですね~
大きくなったらこれがきっかけで獣医さんになったりして・・・・・^^

獣や鳥などの匂いは蜜柑などの柑橘類の皮を燃やして少し燻すと消えると聞いた事があります~
Commented by tekky521 at 2013-09-03 23:20
shizenkazeさん
バッタや蝶を餌としてヒナの口に運ぶとき、娘は「ごめんね・・・」とつぶやいていました
餌になる、ということは一つの命が消えるということです
小遣いで買ってきたミールワームも、餌として生まれてきた運命と考え、ヒナと同じように大切に扱っていました
私が思う以上に、小さな生き物の命を大切に考えていて感動しました・・・

冷蔵庫にグレープフルーツがあります
ぶ厚い皮なので乾燥まで時間がかかりそうですがやってみます(笑)
温かいコメント、ありがとうございます~

by tekky521 | 2013-09-02 18:36 | 家庭 | Comments(2)

名古屋からの日帰り山歩きのご報告。庭のお花たちや、日常のひとコマも時々登場しま~す♪♫


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