足助の町並み
古来、三州街道の足助宿として栄え、奥三河の中枢拠点でした。
そして今も、白壁の土蔵や、格子戸、黒い板壁など、昔ながらの建物が佇んでいます。
香嵐渓でもみじの下を歩き、足助の町並みも少しだけ散策しました。
街道の宿屋。今も一軒だけ当時のように営業されているそうです。
伝統的建造物群保存地区とされている町並みは、全体に趣があります。
書店のレイアウトもお洒落です
足助の町並みのなかでも、最も美しいといわれているのが「マンリン小路」です。
黒い板壁と白い漆喰のコントラストを楽しむことができます~
ちょっと綺麗すぎかな・・・
中心の街道の道幅は気持ちがいいほど広く、小路は狭い坂道になっています。
両口屋も白壁
旧鈴木家
近世は紙問屋、近代は土地経営などで財をなした、鈴木氏の豪邸です。
足助町を少し歩いて、ここが一番印象的でした。
土間がある家は懐かしく、「ただいま~」という気分でした(#^^#)
即、「ただいま」は取り消し!
とんでもなく大豪邸でした・・・
鈴木家の屋号は「紙屋」
かつては紙問屋、後に両替商や知立方面における新田開発で財を成したようです。
1776年の建設で、敷地を拡張しながら座敷や土蔵を順次増築し、明治時代までに現在の建物が整備され、足助において最大級の敷地をもちます。
鈴木氏は、城主が滅亡した後の足助城の所有者にもなっていたようです。
朽ちている部分も多いのですが、その造りと広大な面積には惚れ惚れする旧鈴木邸でした・・・
家の中には「御籠」が展示されていました。
紙問屋を築き上げ、繁盛していた時代のご先祖は、雲の上からどんな想いでこの時代の流れを見下ろしているのでしょう・・
考えても仕方のないことですが、少し切なくなりました・・・
伊那街道沿いの重伝建地区の中心部に位置し、街道から川筋へと屋敷の建物群が扇形に広がっています。
ここも敷地内です。
2013年8月に16棟が国の重要文化財に指定されました。
損傷が激しく、一部モルタル施工など後世の改変が目立つので、今後数年かけて修理され、その後に公開される予定だそうです。
その時は、一日かけてゆっくり見学したいと思いました。
通りに戻り、狭い路地を抜けて行くと、ガラッと雰囲気は変わり、遊び心満載のメルヘンチックな演出がされていました。これは、個人の趣味でしょうね♪
テレビ番組「ぐっさんち」や「おじさんぽ」で見たことがあります~
香嵐渓、足助の町並み、お付き合いいただきありがとうございます(^_-)-☆
この週末はお天気が良さそうで、香嵐渓は賑わうでしょうね。
気温が低く、空気が乾燥してきますね。