竜ヶ岳 ~中道ルートから下山~
10時41分 下山開始 遠足尾根方面(東)の風景
一面が笹で覆われた大地~灰色のポコポコした小さな塊は、シロヤシオだという話しですが、まだ咲いていないってことかな・・・羊の放牧のように見えるのだとか・・・
振り返って見る山頂~まだ強風が吹いています
笹の間を過ぎると、雑木林で岩が多い道になります。
崩落の凄まじさをロープ越しに覗き込みます・・・
数十メートルおきに、登山道位置確認No.の地図が明記されていています。
本当に心強く、感謝しながらの山歩き・・・
ガレ地に出ます~
道はありませんが、岩に赤いマークで方向が導かれていますので
マークを頼りに下って行きます。この印がなければ、迷ってしまうと思います。
ガレ地を下って行くと、桜吹雪が舞ってきました~
日の光の中でキラキラ・・・花びらが体を通り抜けていくような気分~
谷が崩落した土砂と岩で埋め尽くされています。
なぎ倒された桜は、倒れた姿で花を咲かせていました・・・
今いる場所で花を咲かせよう・・・よく耳にする言葉です。
この桜を見て、ふと、そんなことを思い出しました。
自然災害で造られた道なき道も、道標に誘導されて・・・
12時18分 赤い印に導かれて堰堤の上に・・・そして下には・・・
鉄のハシゴ~地図には20段と書かれていますが、数えながら降りたら30段あったような・・・
下を見ると足がすくむ、というかパニクってしまいそうなので
ひたすら目の前のコンクリートだけを見つめて、冷静に・・・
ハシゴ、怖かった~とホッとするのも束の間・・・
また堰堤からはハシゴで降ります~
今度は低めのハシゴですが、岩でも転げ落ちたのかハシゴ、潰れています。
ガレ地が終わると砂山、石榑峠(いしぐれとうげ)方面、五階滝、魚止橋方面の分岐点に出ます。
次は谷を渡って行きます~赤い印は谷の向こう側の岩に書いてあります!
冷たい水は、手が痛くなるほどでした~
丸太で造られた橋を渡って・・・ この岩はよじ登って・・・
13時6分 五階滝
たぶんここは四階・・・
小さな滝で五階まであります・・・
13時37分 朝も渡った魚止橋まで帰ってきました。
朝は気付きませんでしたが、林道の崖上部に洞穴がありました。
ほふく前進なら通れそうな大きさで、中から冷たい風が吹いて来ました~
GW前半、キャンプ場では家族連れや会社仲間の歓声が、宇賀渓谷に響いていました。
14時10分 駐車場到着
管理人さんに頂上付近の壊れた看板を届け、破損状況を説明。
往路 約3時間半
5月半ばからは竜ヶ岳はヒルがうようよするそうです~
遠足尾根は湿地が少ないので、ヒルも多くはないそうですが
谷沿いのルートは凄いそうです。
ヒル対策は、足首にタイガーバームのような強いハッカの香りの物を塗ったり、エアーサロンパスなどのスプレーを噴霧するといいようです。
5月1日付で、「宇賀渓谷登山道 位置確認No.」 の地図が改正されたようです。
入山届けを出して、改正版地図を頂いたら、安全な登山をお楽しみくださいね。
地域全体でこの山と自然を大切にしている様子が伺えますね^^
それにしてもルートには危険箇所も多そうで体力が少なくなっている私には恐ろしく思えます~~~><
中道のハシゴには参りましたが(笑)、
他のルート、特に遠足尾根はなだらかなルートのようです
鈴鹿の山々は、崩壊している箇所が多いように思います
台風などの天災だけでなく、林業など森林に携わる人が減少していたり、人為的に森林が削られていたり・・・と
山国日本、不安も感じます~