草餅(くさもち)
地表に新緑の彩を添えるまでには、少し時間がかかったようです。
せっかく芽吹いても霜に当たって枯れてしまったりして、
お餅に入れる程の量を摘み取るには山村に住む母も苦戦したようでした・・・
よもぎには特有の香りがありますね~
香りの主成分はシネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2など・・・ですって~
わかりやすいのは「草餅の香り」です・・・
もち米を蒸しています~
この村一帯がこんな暮らしをしているわけではありません~(笑)
もち米が蒸し上がると、先に茹でておいたヨモギと混ぜながらお餅つきです~
ここは、臼(うす)と杵(きね)で、ペッタン、ペッタンではなく
電動餅つき機です・・・伝統的な餅つきを期待した方がいらしたら、ごめんなさいね~
ヨモギのあく抜きは、重曹を使いました
回転しながら、お餅とヨモギが混ざっていきます~
もち米1升に、茹でたヨモギが丼1杯程混ざります
同じような絵ばかり、まだあるのか・・・なんて言わないでくださいね
ついているんです、お餅を~
ヨモギが随分混ざったと思いませんか?
回っている餅に触れてみて、
赤ちゃんのほっぺみたいに、なめらかになったら出来上がりです
約20分で、つき上がりました~
スイッチを切る前に、お餅を取り上げます~
生まれたての赤ちゃんみたいですね~
ご近所にもおすそ分けします~
自宅用には、のし餅にして冷蔵庫で保存します
きなこたっぷりの安倍川もちでいただきます~
花より団子・・・ですが
花のある風景もご覧下さい~
ヤマブキの花は、周りを明るい雰囲気にしてくれますね
実は茎もいい仕事をするんですよ
ヤマブキの茎は白く、硬いスポンジみたいです
茎の皮を剥いて2~3cmにハサミで切って、梅酢に暫く漬けておきます
数時間で、梅酢味の茎が出来上がります~
子供のときは、飴がわりのおやつでした・・・(笑)
味がなくなったら、口からプッと吹いて飛ばしてやります~
・・・その昔、兄は歯の健康優良児で県の代表になりました
清流沿いでは山藤が美しく、川の流れや新緑の山々を眺めていると時間が経つことも忘れそうです~
市販のものでも色々あって本当のヨモギ100%のものは美味しいですね・・・・・
岐阜市内にある某和菓子処の蓬餅には私が散策している堤防の蓬が使われています~^^
ヤマブキの芯で子供の頃にはヤマブキ鉄砲をしました・・・・・^^
ヨモギたっぷりの草餅は、香りにも惹かれて本当に美味しいですね
きなこで食べるのが一番美味しいように思います~
ヤマブキの芯で、男の子も遊んだのですね~
おそらく、世代は少しだけ違うかと思うのですが・・・(笑)
ご近所に住んでいたかったです^^
山吹の芯、子供の頃お祭りで買った”やまぶき鉄砲”の玉が
確か山吹の芯でした♪
白くて長いものを小さく切って使いましたよ。
弟がいるので一緒に遊んだ記憶があります。
草餅、娘は毎朝食べて登校していきます
色々な薬効があると言われるヨモギです
悪い虫もつかないといいなぁ・・・と
こっそり見守っています~(笑)
お祭りで買うと言われる”やまぶき鉄砲”
私はお祭り屋台で見たことがない・・・と考えていましたが
僻地すぎて、お祭りに屋台はありませんでした~