テッキーの山歩き

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みょうが餅、改めまして『みょうが団子』

先日、『みょうがぼち』という名前を知りました。
岐阜県西濃地区で、農家の各家庭で田植え・小麦や大麦の刈入れ(麦秋)の時期である農繁期の初夏に、野休みのおやつとして食べられていた伝統的なお菓子です。

私の故郷は西濃ではありませんが、子供のころ祖母と作った、「みょうがもち」を思い出しました。
「みょうがもち」を思い出すと同時に、明治生まれの祖母のこと、一緒に作っていた時の会話までもが、みょうがの葉の香りに包まれて蘇ってきました。


綺麗な緑の、みょうがの葉
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みょうがの葉を洗って、丁寧に拭きます。
みょうが餅と言っていたような気がしますが、材料は小麦粉なのでお団子です~
「みょうがぼち」はそら豆の餡のようですが、祖母と作ったのは畑で採れた小豆を煮た小豆餡でした。
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祖母は明治生まれでしたが女学校を出て、私が知っている「おばあちゃん」は少女のような人でした。
背がすらっと高く、綺麗で、朝起きるとすぐ、布団の中でトランプ占いをしてから一日が始まっていました。
そして、井戸の舟で顔を洗って、お天道様に両手を合わせていました。
孫たちに、お月様や蝶、鹿、猪、鶴、桜や菊などの動物や花が描かれたカード遊びを教えてくれたのも祖母でした。


では、小学生の私に戻ってお団子を丸めましょう~

小麦粉を練った生地に餡を入れて丸めます。
みょうがの葉で包んで、蒸して、出来上がり。
小麦粉200gで16個できました。
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蒸すことで、みょうがの香りがふわん~と感じられます。
みょうがの葉は、殺菌効果もあるのでしょうね~
祖母と過ごしたのは、ほんの子供の頃です。
今逢ったら、聴きたいこともたくさんあるし、話したいこともたくさんあります。
曾孫の姿も見て欲しい・・・娘は曾祖母に少し似ているのかも・・・

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「みょうがもち」が出来上がると、農作業をしていた両親や祖父、遊んでいた子供たちも集まって、みんな揃ってお茶の時間でした。
それが普通の日常でしたが、ほのぼのとした光景でした~
今は遠くなりました。皆んな揃ってお皿を囲むことなんて・・・


田植えが終わる時期だったか、充分な収穫を願って御霊様(ご先祖様)にお供えしていました。
御霊様に感謝。農作物はもちろん、山菜、湧き出る清水にいたるまで・・・すべてが、ここまで築き上げた御先祖の御蔭でした。


私の記憶の中の「みょうが餅」が、岐阜市の老舗和菓子屋でも作られている商品だったとは、つい先日まで知りませんでした。和菓子屋さんの「みょうがぼち」は、そら豆餡。
忙しい農繁期に、季節のみょうがの葉や、保存されている小豆などで簡単なおやつを作ったのが始まりでしょうね。
今のように甘いお菓子はいつでもあるわけではないので、みょうがの香りと優しい甘味で、農作業で疲れた身体にほっと一息できる瞬間だったことでしょう~

今でも、田舎の何処かでは変わらぬ光景なのでしょうね。
私には遠い記憶の1ページです・・・




追記
「みょうが餅」と書いてきましたが、先日実家の父母に「田植えが終わる頃作っていた、茗荷の葉で包んだアレ、なんていう名前だった??」と聞いてみましたら
「名前なんてないわ、『茗荷の葉で包んだ団子』やら~!?」という答えが返って来ました。
「子供んた(達)、腹すかしとるもんでかんこうして(考えて)こしらえたんやら~(作ったのでしょう)」
材料も小麦粉ではなく、米粉でした。

岐阜西濃地区の、『みょうがぼち』とは全く別物かもしれません・・・
『みょうがぼち』 『茗荷の葉で包んだ団子』
どちらも、先人の知恵と工夫、環境、季節の材料から生まれた逸品では共通していますね・・・

Commented by shizenkaze at 2014-06-23 23:00
こちらでも『みょうがぼち』って売られています
『ぼち』は『餅』とは少し違うようです・・・・・
私の祖母が昔夕食の時などに汁の中に小麦粉を練って団子状にしたものを入れて『ぼち』と呼んでいました・・・・・
ですから『餅』は餅米が原料で『ぼち』は小麦粉が原料なんでしょうね~(*´∀`*)

母が子供の頃の私に『ミョウガを食べ過ぎると物忘れが酷くなるよ』って良く言っていましたが理由は判りませんでした~(´;ω;`)
Commented by tekky521 at 2014-06-24 17:37
shizenkazeさん
みょうがの葉で包まれたお菓子が老舗和菓子屋の商品となっていたことを知らなかったので驚きました
祖母のオリジナルかと思っていました・・・
でも、柏餅やちまき、柿の葉寿司などがあるので
驚くことではありませんね・・・
なんて呼んでいたか、忘れてしまったので気になります
週末、母に聞いてみます~

みょうがは刻んで素麺の薬味にしたり、冷奴のほか、刻んで鰹節と一緒にご飯にかけるのが好きです~
はい、物忘れが酷くなるくらいです(笑)

Commented by miki at 2014-06-27 12:42 x
おひさしぶりでございます(*^^)v
テッキーさんのコドモの頃の風景が、優しいおばあちゃんの笑顔と一緒に浮かびました。
おばあちゃんにお会いしたことはありませんが♪ (笑)

ウチでも茗荷寿司や朴葉餅は毎年作りますが、茗荷餅(ぼち)は作ったことがありません。

花札・・・ですね?(笑)
わたしは父親に教えてもらい、家族でよくやりました(*^_^*)
そしてお年玉を巻き上げられたりしました(あとで返してくれたけど!)

家族って変わらないもの・・・って思いたいけど、実は常に変わっていくもの・・・だったりするんだよねーーー
だからこそ、縁あって家族になったわけだし、毎日を大切にして暮らさなあかんのやよね。

茗荷は、実父も『あんまり食べるとたーけになるでおけよ!』って言ってました(笑)

亡くなったヒトに会いたい・・・・・
ツナグくんはどこかにいませんかーーーーー。
Commented by tekky521 at 2014-06-28 18:45
mikiさん
みょうがで包んだアレ、何て名前だった?
と、父母に聞いてみたところ
みょうがで包んだダンゴやらー
って答えが返ってきました(笑)

家族って、ホントに縁ですね、、、
親子の関係も、ご先祖からの縁だし
夫婦にしてみたら、縁そのもの。
あっ!運もあるね(笑)

ツナグくんは、一人だけ逢わせてくれるんだよね、、、


Commented by miyabiflower at 2014-06-29 10:33
みょうが餅は初めて知りました。
手作りで愛情いっぱいのおやつなのですね。
香りとともに子供の頃のことがあれこれよみがえったことでしょう。
懐かしい手作りの茗荷もち・・・引き継がれていくといいですね。
私も祖母の家の縁側を思い出しました・・・。
Commented by yukko-5 at 2014-06-29 22:55
早速作っちゃう行動力は素晴らしいですね~ 見習わなくちゃ!
みょうがの葉っぱの包み方がこちらとは違うので
なんだか新鮮に感じられます
美味しそうですね♪

うちの母は熊本なので、素朴なおやつと言えば
さつまいもをくるんだいきなり団子です
汁物に入れる小麦粉を練ったおだんご状のものは
岐阜の人は「ぼち」っていうけど、我が家は「だご」って言います(*^_^*)
いろいろあって面白いですね

テッキーさんのみょうが餅、、、本当に美味しそう♪
Commented by tekky521 at 2014-06-30 20:56
miyabiflowerさん
子供の頃のおやつは殆どが手作りでした
お店まで5kmの環境でしたので・・・
農作業の傍らで作るおやつなので、大豆の素揚げやシンプルな材料の蒸しパン、凍らせた砂糖水など・・・(笑)
素朴なおやつばかりで、今ならスローライフ!なんて憧れの的ですね
茗荷の葉の香りは癒されます~
Commented by tekky521 at 2014-06-30 21:04
yukko-5さん
yukkoさんのブログを見て、子供の頃食べたことを思い出しました
実は遠い記憶なので私の勘違いもあって、本当は小麦粉ではなかったみたいです(^_^;)
日本全国、似たような食品も地域によって呼び方が違っていいですね~
時代も少しずつ変わって、今現在食べているモノの名前も変化したり「懐かしいね~」なんていう時が来るのでしょうか・・・
家庭で簡単に作れるホットケーキは、将来そんなふうに言われそうですね
by tekky521 | 2014-06-23 20:43 | ふるさと日記 | Comments(8)

名古屋からの日帰り山歩きのご報告。庭のお花たちや、日常のひとコマも時々登場しま~す♪♫


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