下呂御前山から望む御嶽山
御前山 山頂到着 標高1412m
11月23日 10:15 登山口から1時間50分

正面に仰ぎ見る御嶽山には、ただ圧倒されるばかり・・・

9月27日 11時52分の噴火から、2か月。
今もなお白い噴煙が高く上がっていました・・・



秀麗な御嶽山、谷を隔てて北に御前山、南に寺田小屋山、小秀山、北西に先日登頂した川上岳、北アルプスの山々、乗鞍岳、遠くに木曽駒ケ岳まで・・・360度の眺望です。

足元には下呂温泉の街並、そして濃尾平野に続く山並み。
山頂に置かれたノートには、「名古屋駅のタワービルまで遠望できます」と書かれていました。
え?! ほんとですか・・・裸眼で1.0 目を凝らしても見えませーーーん


北方面

乗鞍岳

雪を被った北アルプスの山々

西北 白山は雲の中・・・

遠く彼方には木曽駒ケ岳も・・・

登山口から山頂まで約2時間
登りでは誰にも出会いませんでした。
山頂で1時間ほどゆっくりしていたら、小学生を含む家族連れ一組、若い男女一組の方が到着しました。下山路では年配男性一人、男女二人組に出会ったくらいで静かな山でした(#^^#)
眺めの良い山頂にいつまでも居たい想いですが、下山は往路を戻ります。
あ、まだ見える・・・白樺越しの御嶽山。

山頂では雲の中だった白山がお目見え~

見上げると錦色
真っ赤な楓の紅葉も綺麗だけど、濃淡がある橙、黄、紅、、、自然が織りなす秋色は目にも心にも優しく感じます。

このトンネルを通ります~楽しそうでしょ! (^_-)-☆

下呂御前山。
秋を満喫した一日でした。
12:40 下山
1時間20分

活動時間 4時間15分(休憩約1時間)
活動距離 5.403km
昨日は新しい手帳を買ってきました
特にこだわりのメーカーがあるわけではないですが、日にちのところに色々書き込めるタイプでシンプルなデザインです
1年使うものだから、気に入ったものでないとね
表紙は、シンプルなアイボリーホワイトと迷ったのだけど、明るい小花のリバティプリントにしました
一年間楽しい気分で過ごせますように・・・
カレンダーもいよいよ最後の一枚ですね
下呂御前山
霊峰御嶽山を間近に遥拝する信仰の山で、古くから里人に登られていました。

下呂温泉病院(2014年5月 下呂市森地内へ移転新築)付近から臨む下呂御前山
2014年11月23日(勤労感謝の日)
飛騨川沿いの山々が錦色に染まる国道41号線を北上、下呂市内に入り、移転新築された下呂温泉病院の前を通り、広域基幹林道をぐいぐい上って行きます。

しばらく林道を上がると、下から登ってきた大洞口の表登山道と合流します。
林道には駐車場はありませんが、広くなった路側帯に駐車できます。
この地点で標高は840mくらいです。

林道や登山口にトイレはありません。
市役所前のコンビニに立ち寄りました。
8:24
林道脇に登山口があります。
麓の大洞集落からの登山道と合流します。
このクマの看板、目が合うと怖い・・・💦

最初は、植林されたヒノキの人工林をジグザグに登ります


8:39 登山口から15分弱で、標高880m、五合目の標識が現れます。
大洞登山口から登って来ると、五合目まで約1時間とのこと。


看板が明瞭で、登山道も広く歩きやすいです。
温泉地だけに、森林浴に♨マークが描かれて、クスッと笑えました(#^^#)

人工林を抜けると雑木林になり、落ち葉カーペットの上をふかふかと登って行きます~

馬酔木の林かな・・・

6合目
丁寧な看板や広い登山道は、安心できます。

9:10 再び林道に出ますが、すぐ脇が登山道です。
(作業車しか通れない管理林道)

お助け水の看板
100mほど下ると、水が湧き出ているみたいです~

7合目を過ぎると、崩落現場に出ます。


崩落のためか?眺めが良く、雪の白山が見えました。

「どんびき岩」
「どんびき」って、今の言葉では、その場がすごくしらけた時などに若い人が「どんびき~」なんて言いますが、この地方ではカエルのことを「どんびき」と言います。
「どんびき~~」と違って、アクセントはどんにかかります。
私は、この岩が「どんびき岩」だと思うのですが、奥の大きな岩がそう見える人もいるみたい・・・

山の下の方を向いたカエルが座っているようにも見えますよね(#^^#)
作業中の看板には『登山者の皆様へ・・・中略・・・ご迷惑をおかけして申し訳ありありません』
と書かれていましたが、道楽でやって来る登山者に気を使っていただいてこちらこそお邪魔します・・・です。
石がごろごろする急な登りです~

朝日が射して、長く延びた影が綺麗です~
ヒノキで浄化された朝日みたいで、なんだか神々しく思えます。

9:44 8合目
白樺林の広場みたいです。
石仏が祀られています~

ここが合流点になっていて、左に登って行きます。

白樺に囲まれた緩やかな登りです~
近くでヘリコプターの音がしています。
昨夜は長野県北部で地震がありました。御嶽山の様子や、地震の影響の視察でしょうか・・・

10:05 高岩権現神社へ寄ってみましょう~

高い岩の上にちょこんと、石仏様が祀られていました。

登山道から降りて登って、すぐ横でお参りしました・・・
優しいお顔ですね。
見晴らしがいい祠です~風が吹くとフラッとしそう・・・

10:15 高岩権現神社からすぐ山頂です。

つづく・・・
本日は久しぶりの青空でした。
生乾きの洗濯物がカラッと乾き、たまった桜の落ち葉を片付けました。
暗くなるのが本当に早くなり、一日があっという間ですね。
自生えのガーベラとアネモネが落ち葉の中で鮮やかに目立っています。
朝の冷えが緩やかなので、咲いているのかな・・・?
今朝も暖かい朝でした。ガーベラとアネモネ、この先、霜で枯れてしまわないといいです(#^^#)
川上岳秋風景
街路樹が色づき始めました。
朝晩の冷え込みを感じるようになってから、秋は駆け足でやって来たようです~
のんびりしていたら、もう1週間経ってしまいました。
川上岳(かおれだけ)の紅葉の様子や風景など、せっかくなので更新しちゃいます(#^^#)
期限切れでしたらすみません(._.)
10月18日
林道や駐車場付近は、まだ小さい秋でしたが、山を登るにつれ木々の色彩が鮮やかになり、錦秋へと変わっていきました。
駐車場から、丸木橋までの様子です~
緑が濃くて、岩を覆う苔から生命力を感じました。


木の幹に生えたいぼいぼ
ツリガネタケ?


見上げる空で季節を感じますね。
湿度が低くて、鮮やかさが際立つのでしょうか・・・


アポロかと思ったら、『アセタケ』毒キノコだそうです。
なんだー、アポロチョコじゃないんだ・・・

生き生きと生えたスギゴケ

苔むした倒木、緑深い笹、そして錦色


命の水

こういう水も、透き通って冷たくて・・・
山の奥地の小さな流れ、好きです♪
登山道には、魅力的な形の大きな樹をあちこちで目にしました。




帰りの林道では、傾き始めた陽射しにススキが輝いていました~

おまけ ~下呂の日帰り温泉~
川上岳の山頂
行く手には川上岳山頂が見えています~
尾根道がずーっと続いています♪

2014年10月18日
10:35 川上岳(かおれだけ)山頂(1625.9m)


山頂は360度の大展望で、白山、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、飛騨と美濃の山々が連なります~
いいお天気でしたが、昼になると雲が多くなり雲の隙間から山々がちらり。
山頂での話題
その①「『くろへへれ』って、わからんやら」
その②「『はんでかざかいでみよ』は、わからんやら」
あはははーー、簡単。普通にわかるて。
どこかの方言の意味ですよ!(#^^#)
白山方面


白山
この日、ニュースで白山初冠雪と言っていました~

北アルプス方面


御嶽山方面


山頂からは、位山に続く縦走路が北に延びています。
「天空の遊歩道」なんて呼ばれている尾根歩き、行ってみたいのはやまやまですが。
展望を満喫したら往路を下ります・・・

11:40
下山開始


錦色の木々に囲まれて、朝はこちらを見上げていました(^_-)-☆

12:18 朝、雲海が見えていたところです。
下山時は、普通の山並み。
早朝の、つかの間のドラマチックな光景でした~

13:36
丸太の箸・・・!

13:50 駐車場到着
駐車場によその車を見ると、何故か安心する小心者の私です(;^ω^)

下山後は、下呂の日帰り温泉で疲れを癒して帰りました。
兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉に並び、下呂温泉 は日本三名泉と言われます。
実家からは近いのですが、もう何年も下呂温泉に浸かっていませんーー
期待して向かいました~(^_-)-☆

活動距離9818.1m 活動時間6時間(休憩90分くらい)
次は、紅葉風景etc.です(^_-)-☆
川上岳(かおれだけ)
標高1626m。「日本三百名山」の一座に選ばれ、一帯は豊かな自然が保たれています。

県道98号から望む川上岳
2014年10月18日(土曜日)
七宗町に住むお友達の「もう一度行きたい山!」の一つが川上岳(かおれだけ)だそうです。
前回は位山から縦走し、とても大変だったそうなので山之口林道から川上岳の往復としました。
今回は、それぞれ旦那さんと出かけて時間の打ち合わせもなしで、「タイミング次第の山頂集合~」のような控えめでアバウトの微妙な計画です。
さて、逢えるのでしょうか~~
川上岳登山口は、交通の便が悪いのでマイカーかタクシーを利用しないとたどり着けません。
国道41号線を下呂市方面に北上し、下呂温泉を過ぎたら上呂交差点で飛騨川を渡り県道88号に入り、山之口川に沿って県道98号を北上します。
上之田集落で位山峠への道と分かれ、林道の奥に進みます。
林道の分岐点には、「川上岳登山口」の標識がありますが、約5.2kmの狭く未舗装の林道は、徐行して約30分かかりました。(-_-;)
県道で知喜里橋を渡ります~
看板が明瞭です。

狭くガタガタな林道が続きます~
すれ違うのはとうてい困難です。

見た目よりゴツゴツでガタガタ、所々水たまりもできていますですー
新車の人は哀しいかも・・・

7:15 登山口到着
山之口林道ゲート前に、10台くらい停めれそうな駐車場があります。
県道で少し迷い林道はゆっくり来たので、予想では3~5台は停まっていると思ったのですが、なんと一番乗りでした!
今朝一番なんて、寝ぼけた森のくまさんに出会ったらどうしよう・・・
おはようでいいのかな。


一番乗りで車を停めていたら、ちょうどお友達も到着しました!(#^^#)
なんとなくの山頂集合が、まさかの登山口集合になりました。
でも、私たちはこれから朝食だったので、お友達夫婦にはお先に行ってもらいました。
どうぞ、どうぞ。
なんとかして追いつくよ(^_-)-☆
7:45 やっと出発
間もなく、大足谷を渡ります。

丸太が二本掛けられた橋は、結構揺れました。

透き通った綺麗な流れです~

谷を渡ると急な登りになりました。
狭い登山道を、山肌に沿ってジグザグに登ります~
下山はちょっときついかも。
この鉄製の板は、少し腐食していました・・・

木々たちが、エネルギッシュに生きている感じがします。

大きなホウの葉が、茶色く枯れてたくさん落ちていました。
春先の芽吹きから、若葉、ほうば寿司・・・もう冬支度なのですね。

朝日に照らされる色とりどりの秋色を眺めながら、ゆっくり登って行きました。
先に行ったお友達夫婦には追いつけそうにもありません・・・

ゆっくり1時間近く登ると、木々の間から御嶽山や隣の位山が見えて来ました。

紅葉の進んだトンネル~
季節のせいか、野鳥の声も聞こえてこない静かな登山道です。

御嶽山がとても大きく見えました。
さすが3000m越えの霊峰は偉大です。
昨年まで3回くらい登りましたが、やはり私のような者が迂闊に入る山ではないような威厳さえ感じました・・・

今日も噴煙を上げる御嶽山・・・

活火山の脅威をひしひしと感じます・・・
こんな童話の中のような風景が続きます~

9:25
樹木の間に、ガスがかかった川上岳が見えて来ました。

絵本なら、リスやウサギが出て来そうな場面ですね。
このお話には、くまさんは出て来ません。

メルヘンチックでごめんなさいーーー💦💦
泥を掘って出来た水溜まりの周りには、蹄の足跡や大きな足跡もありました。
水溜まりの周囲もぬかるんでいて、靴が少し沈みます。

ここを掘ったら、水飲み場が出来るって知っているのでしょうか・・・
「ここ掘ったら出るぞ!」
「おまえ掘れよっ!」
「えーーっ、爪痛い・・・」
「じゃあ、おまえ掘れよ!」
真夜中、森のけもの達がそんな会話でもしたのでしょうか・・・
9:45
樹木の間から垣間見る、雲海。

標高1300m前後のこの地点でも見れるのですね。
朝霧の発生でしょうか
見とれるほど綺麗でした。
時間が経てば消えてしまう雲海。
できれば、消えるまでずっと見ていたかったです~

色とりどりに鮮やかな紅葉の川上岳。
山頂に立てば、こちらが見えるのですね。

こ、これは!!
く、くまさんのフ、フ、フ、、
、、踏んだね!

草の実が混ざっていました。
熊に出会ったらどうするか。
声を出さず、目を合わせないで、ゆっくり後ずさりする!
あ、これはテレビで見たマウンテンゴリラの場合でした。
熊にもゴリラにも出会いたくないので、ホイッスルを吹きながら歩きました。
救助要請と間違えられないように、三三七拍子で。楽しそうに。
馬瀬方面の分岐点がありますが、迷うことなく山頂に向かえます。

10:32 山頂は、もう目の前
分岐点には見易い標識があり、登山道も踏まれているので歩きやすかったです。

10:35 川上岳山頂 1626m

登山口から山頂まで2時間50分
先に到着していたお友達夫妻はランチタイムが終わったところでした。
ゆっくり食べながら待っていてくれたみたい・・・
ありがとう(#^^#)
一緒に写真を撮ったりして楽しみました☆彡
山頂の様子や登山道の紅葉風景なども、また見てくださいね(^_-)-☆
銚子ヶ峰で出会ったお花
お花に夢中で、なかなか登山道に一歩が踏み出せませんでした(笑)
名前がわからないお花もあります・・・・
~2014年9月28日
ツリフネソウ

アキギリ?

イヌヤマハッカ
登山口看板脇に群生していました。

ミゾソバ

アキノキリンソウ

アケボノソウ
誰がペイントしたのか、可愛いデザインです。
自然が織りなす模様って、センスが光りますね☆彡

キンミズヒキ

アザミの一種
大きいです~

シロヨメナ?


苔むした倒木

登山道では秋の装い~
標高が高くなるにつれ鮮やかになっていきます~
いち早く彩るツタウルシ
かぶれやすいから触らないようにね(^_-)-☆

アートな杉~湾曲した幹

なにこれ?

なにこれ~~?ミサンガのふさみたいなお花!
ちっちゃい遠慮がちな花が、大きく広がる葉の上からコンニチワ
枯れているのでなく、今咲いたような新鮮なお顔です。

特徴のある花姿と葉。
氏名手配中~⇒クルマバハグマ「車葉白熊」と判明しました(#^^#)
足元に見つけた、この可愛い葉はなんでしょう~?

ゴゼンタチバナの実

シラタマノキ(シロモの実)

のんびり屋のミツバオウレン?

小屋の前にはミゾソバの群生 奥に小さな祠が・・・

セリ科の一種

セリ科の一種の実 白山登山道だからホクサンボウフウ?

ナナカマド

ナナカマドの実

朝のリンドウ

お昼頃のリンドウ・・・

下山途中のリンドウ
時間を追って花が開いていきます~
可愛いね~中に入りたい(#^^#)

ガマズミの実
初冬には甘くなり食べられるそうです。といっても果肉は薄く種子が大きく
果実酒にするときれいな深紅の色になり、昔から天然の着色料として使われたそうです~

笹の中に見る、紅くなる葉は何でしょう~

秋色の彼方に昇る、脅威の噴煙・・・

大型台風接近中の休日。おとなしく過ごしています。
土砂災害、水害などで犠牲者が出ないことを願います。
それてどこかに行ってしまうといいですね。
銚子ヶ峰② 山頂から見つめた噴煙
銚子ヶ峰はその奥です。
仰ぎ見ていたら、石の上の人が手を振ってきました。
「お~~~い!」

私もあそこに立ちます~~~
少しずつ登って行くと、眺望も開けてきました。
来た道を振り返ってみます~
笹の緑と赤い葉がとっても綺麗でした。

遠く、雲の上に乗鞍岳が浮かんで見えました。

前方には、別山が見えています~


11:04 母御石(ははごいし)が鎮座する、標高1748mの前衛峰。


笹原の先に銚子ヶ峰。奥に別山。
別山、すぐ近くに見えるのですけどね。

11:44 銚子ヶ峰頂上 1810m
360度の大眺望です。

尾根道がずっと続いています。一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、別山。
別山の向うに白山があります。ここからは見えません・・・

東方向には、赤兔山、大長山、取立山、願教寺山、南東に大日ヶ岳、
南西には荒島山、能郷白山、冠山など越美山地の山々が見られるのですが。
この日は、ずっと東方向に釘付けになっていました・・・

御嶽山噴火の翌日。
高く昇る噴煙。


銚子ヶ峰山頂に居合わせた8人ほどの人達と、「偶然自分たちはあそこに居なかっただけ・・・」と複雑な想いで見つめていました・・・
ひろりんは噴火の1週間前の20日、剣ヶ峰に登ったそうです。
それを聞いて、また涙が出そうになりました。
「大滝登山口から、硫黄の匂いが強いと思った・・・」と言っていました・・・
12:30 下山開始 来た道を戻ります~

20分で 母御石(ははごいし)
14:45 石徹白大杉

朝と日の射し方が違って、雰囲気も変わったような・・・


240段の石段を下ります~

14:50 戻って来ました

駐車場にはまだ10台以上が停められています。
別山か白山まで縦走する方々でしょうね。
登り約4時間 下り約2時間半
活動時間7時間14分 活動距離9.659m

写真をクリックすると少し見やすくなります(^^)/
登山道で出会ったお花たちに続きます~
10月の最初の週末は、大型台風18号が接近してきますね。
各地で被害がないことを願います。
自然災害で命を亡くす人、悲しみに暮れる人が、もうこれ以上増えないことを願うばかりです。
このブログの画像容量
925.39MB / 1GB どんどん迫ってきました・・・
引っ越しをするか、続編で続けるか思案中です~(^_-)-☆
銚子ヶ峰① ~白山登山口南縦走路~
標高1,810 m。九頭竜川水系の石徹白川の源流部で、山域は白山国立公園内にあります。
約500万~80万年前に活動していた「九頭竜火山列」(烏帽子岳、鷲ヶ岳、大日ヶ岳、銚子ヶ峰、願教寺山、経ヶ岳、取立山、大日山などの火山の東西配列)を構成する一つであり、安山岩質の溶岩からなる山です。
(白山はランクCの活火山です。山頂部には約15個の爆裂火口があり、一部が翠ヶ池などの火口湖となっています。翠ヶ池の南隣りにある鍛冶屋地獄火口が、最も新しい1659年の噴火で形成されたものと考えられています。)
2014年9月28日(日曜日)
自宅出発4時半。今日はひろりんが迎えに来てくれました~。
東海北陸道白鳥ICから国道156号を北上し、県道314号に入り檜峠を越え、石徹白(いとしろ)集落に入ります。
「ウイングヒルズ白鳥スキー場」を通り過ぎると道幅は狭くなり、
「いとしろシャーロットタウンスキー場」で右折し、白山仲居神社に向かってさらに狭い道を進みます。
神社前で左折し石徹白川沿いの林道を奥に向かいます。
林道はさらに狭く、崩落個所もあり落石もありました。
対向車とすれ違うのも困難です。
狭く崩落した林道に心細くなりつつ進んで行くと、整備された駐車場に到着します。
檜峠までは先日の大日ヶ岳で行きましたが、そこからかなり奥に向かいました。

「しろとり美人の湯」からのぞむ銚子ヶ峰方面
7:00 駐車場到着
トイレ、登山ポスト、携帯トイレ回収所がありました。



白山から別山、三ノ峰と南に延びる尾根上に銚子ヶ峰が位置します。
この尾根はその昔、白山を開山した泰澄大師(たいちょうだいし)が通った道とも言われ、白山信仰が盛んだったころは多くの信仰篤き人たちで賑わったと言われます。
ここに車を停めている人の目的地は、約25km先の白山だったり、別山だったり。
三ノ峰、二ノ峰までの人もみえます。
私たちは約4.4km先の「銚子ヶ峰」までです。
7:30
石徹白(いとしろ)登山道口から、420段の自然石の石段を登ります~

靴底の土、ズボンの裾もよく払ってね!
白山地の自然を守りましょう~

7:50 石段を上がると、樹齢1800年の天然記念物「石徹白大杉」
1800年前からずっとここに立っている大杉。
それは弥生時代、卑弥呼の時代からです・・・
朽ちてきた太い幹から、新しい枝が次々と伸びています。
荒々しい生命力に圧倒されます~

移り行くこの国を、黙って見守ってきてくれたのですね。

激動の1800年でしたね。
どうですか、平成のこの時代は・・・
もっと近くに行って触れてみたいのですが、
登山口から少し上がった所では、少しだけ秋色。

しばらく、落葉樹林が続きます~

木漏れ日がまぶしくて、清々しい空気を感じます。
都会から離れた、非日常のこの空間が好きです~

8:30「白山登山口から1km」

9:05「白山登山口より2km」
「白山登山道」の道標が、1km毎に表示されています。

分岐点もなく、迷う心配はありません~
9:13 「おたけり坂」
泰澄大師の母が女人禁制の白山に登ろうとしたときに、神様のおしかりをうけた場所だと伝えられています。
おたけり坂の上り口に、「雨宿りの奇石」があります。
かつて、泰澄大師の母が血の雨、槍の雨をしのいだと言われる岩です。

コース最大の急斜面ですが、登りは大丈夫。
下りは気を付けましょう~
おたけり坂は10分くらいで登れました。
坂の上は展望が良く、目指す銚子ヶ峰が遠望できます~

銚子ヶ峰

願教寺山

この先は展望の良い尾根歩きになります♪
リンドウがあちこちに咲いて、ちょっとも進めません・・・(笑)
「きゃ~??可愛い~」「私たちにはない可愛さよね~」

色鮮やかな秋の彩り

ねっ!綺麗でしょう~~~

9:55 「白山登山口より3km」

10:00 神鳩社跡に建つ、神鳩避難小屋

立派な小屋です。毛布、コンロなどありました。

トイレはないので、携帯トイレ(凝固剤)が用意されています。
入口横にトイレ代わりのテントがあります・・・

避難小屋から銚子ヶ峰山頂まで、約1時間。
お花の前で立ち止まったり、楽しいおしゃべりでもう少しかかりました・・・
リンドウロード♪

10:36 「白山登山口より4km」

銚子ヶ峰まで、あと50分くらいです~

高原のようなササ原の緩やかな登りが続きます~
阿弥陀ヶ滝(あみだがたき)
陽射しはじりじりと、まさに焦げ付くような勢いです。
こんな時には、滝から生まれる涼しい空気の中にいたいですね~
滝のしぶきが飛んだらごめんなさいね! (^_-)-☆
「見たか聞いたか阿弥陀ヶ滝の 滝の高さとあの音を」と郡上おどりで歌われる阿弥陀ヶ滝。
郡上市白鳥町にあり、長良川の源流の一つ、前谷川の上流に位置します。
阿弥陀ヶ滝は、落差が約60m、幅7m。緑樹の間から瀑音を響かせ落ちる様子には圧倒されます。
日本の滝100選・岐阜県の名水50選にも選ばれてる東海一の名瀑で、白山信仰の修験道(滝行)の地です。
大日ヶ岳のついでに寄りましたが、この滝を見るためだけに訪れても十分満足できます~
登山の帰りで疲れていたのと、温泉にも入りたかったので足早に見て来ましたが、暑い日には避暑気分で一日ゆっくり過ごせそうです~
滝の音が聴こえてきます・・・

歩きやすい散策路に整備されています~

この滝の水を使用した流しそうめんも営業されています。
赤い橋を渡ったところに、流しそうめんのお店があるようです~

石段を上がって行くとすぐ、お地蔵様が祀られた手洗場所があります。
手を入れるとジンジンするくらい冷たい水でした。
とてものどが乾いていたので、ゴクゴク飲んでしまいました!
タオルを濡らして首に巻いて、あーー、いい気持ち!!
疲れが飛んでいきました!



滝の北側に暗い洞窟があり、1553~55年の長滝寺の僧、道雅法師がこの中で修行し護摩を炊いたところ阿弥陀如来の姿が浮かびあがったところから阿弥陀ヶ滝と呼び名がつきました。

水が落下することで風が生まれるのか、冷たい風が流れて来ます~
ひんやりとした空気が、清涼感たっぷり。





屏風のような、大きな苔むした岩も圧巻です~

滝の水は、思ったよりぬるめでした・・・
滝手前のお地蔵様の湧き水はとても冷たかったです~
猛暑は、エアコンと上手に付き合わないと身体を壊しがちですが、森林の中や、滝から生まれる天然冷房は気持ちがいいものです~
昨日も今日も、恐怖を感じるくらいの暑さでした。
こうやって、徐々に亜熱帯ニッポンになっていくのでしょうか・・・
お盆が過ぎる頃には、標高の高い山では秋の気配が始まります・・・
1年って、なんて早いことでしょう~
大日ヶ岳・4 色とりどりのお花たち~
花の名山にはかないませんが、大日ヶ岳山頂に続く水後山から鎌ヶ峰の尾根歩きでは、色とりどりのお花が咲いていました~~
クガイソウ

アカショウマ?

ヒヨドリバナ

ヒヨドリバナの蜜を吸うアサギマダラと ハナムグリ?・・・

ヒヨドリバナの蜜を吸うヒョウモンチョウ


シモツケソウ


ニッコウキスゲ




? ツツジの葉に似ていますが・・・
コメツツジ、こちらで教えていただきました・・・

ギボウシの類


ガスで遠くの景色は見れませんでしたが、こんな風にたくさんのお花が咲いているとワクワクしてしまいます・・・

タカトウダイ?トウダイグサ科の何かです・・・

シロバナクモマニガナ??

シシウド

ヤマハハコ 大日ヶ岳三角点のもとに咲いていました~

優しく咲く花姿が大好きです。
疲れも癒されるヤマハハコです~
いくつかまだ名前がわからないものもありますが・・・
早朝、ゲレンデを登ったゴンドラ駅で、「上はガスッてたけど、花は綺麗でしたよ!」と2時間半で山頂まで往復されていたトレランのかたが言っていました。
時間が経っても、「上の方はガスっていたけど、花は綺麗!」な一日でした。
大日ヶ岳下山後、阿弥陀ヶ滝を見て帰りました。
滝の様子も後日見てくださいね(#^^#)